こんにちは。ギボンヌです。
クルミといえば輸入のものを買ったことしかない私。
クルミを好んで食べる割には、クルミがどんな実だとかも、どんな風に食べられるようになるのかも、全然知らなかったんです。
そんな私が偶然、公園で鬼クルミ(和クルミ)の木を見つけて、自分で割るところまでやってみました。
今回は、私がくるみを収穫したところから、実の部分を外し殻を割って、中の実(種子)を取り出した簡単な方法とについてと、和くるみの美味しいレシピをまとめました。
和くるみ(オニグルミ)簡単な割り方と実の出し方は?収穫してみた
クルミといってもどんな木なのかを知らないと拾うことができません。
私は、縄文時代に興味をもっていたので、身近にある公園に食べられるというどんぐり、「マテバシイ」を友人と共に探索に行きました。
その公園では「マテバシイ」を見つけられなかったのですが、その時に謎の実がなる木をみつけました。
その木には梅のような大きさの緑の実がたわわに実っていました。

これは何なのか?
梅のような大きさの緑色の実です。

木の下を見回すと、その実がたくさん落ちているのが見えました。
一部の実は、茶色くなって中に種のようなものが見えています。
その茶色くなった実を割って種の形をみたら気づきました。

「もしかしてクルミ?」
と思って、その場で検索しました。
今の時代は便利ですね。
ネット上には沢山の先生がいてくれます。
検索によってそれが和クルミだとわかって、友人と共に拾い始めました。
和くるみ(オニグルミ)を収穫して実を外す
友人は剥けたクルミの種の部分だけを拾い、私は実がまだ青いものも含めて拾いました。
数えましたら、210個ほどありました。
すごい欲張りです。
マテバシイを拾う程度の袋しか持っていなかったので、途中で袋が千切れたりして大変でした。
さて。
実から私たちがよく知っているくるみの殻の状態にするためにはどうすればいいのか?
検索して、ネット先生に聞いてみますと、「一旦放置して、腐らせる」のがいいようでした。
家に帰って軒下に新聞を引いてクルミを、広げておいておきました。

1週間ほどしたら全部が腐って茶色くなりました。
それを一つ一つ手で剥いてゆきました。
これは実が真っ黒なので、ゴム手袋をして行いました。
和くるみ(オニグルミ)の実を洗い落とす
和くるみの実をはずしてから、殻を綺麗に洗います。
バケツの中でザッと洗ってみると
水が真っ黒になります。
何度やっても真っ黒…。
歯ブラシを使ってひとつひとつ洗いました。
意外とこの作業が大変なんですね。
洗っても洗っても、黒い汚れがでてきます。

丁寧に洗っても、黒いのが残っていますが、これくらいはヨシとしました。
和くるみ(オニグルミ)の殻を干す
洗えたら、広げて干します。
ネット先生によると、3カ月ほすのだそうです。
私は3coinsで買ったセーターを干す丸いネットに広げて干しました。
2段あるので、上下に和くるみを広げました。

このネットは梅干しのときとか、野菜を干すときにもなにかと使えます。
フチがあるので、転がって落ちてしまわないのです。
うちのベランダの屋根は夏の度重なる台風で飛んでしまって、まだ修理できていないので、軒下でも雨が降ると濡れてしまいます。
いつでも家の中に入れられるようにしたかったのでネットは便利です。
和くるみ(オニグルミ)簡単な割り方と実の出し方は?
3ヶ月も干すとは思っていなかったので、やっと和くるみを割り出すところまできた感じです。
和くるみ(オニグルミ)の殻を破る器具
ネット先生によると、クルミを割るのには金槌で叩くとか、マイナスドライバーでこじ開けるとか、いろんな方法がありました。
しかし、とにかく硬いんだそうです。
舐めたらダメらしい。
私は鬼クルミを割る専用の器具があることを知り、それを買うことにしました。
クルミ割り器を色々と検索したのですが、結局きめたのは、古沢製作所の「和くるみ割り器 ほじくるみん付」でした。

2,000円くらい…奮発しました。
来年もくるみを拾いに行きたいので楽にクルミ割りをできるのに越したことはないかなと。
※来年も楽しみにしていたのに、なんとくるみの木が伐採されてしまったのです。悲しい。
和くるみ(オニグルミ)の殻を破る下準備
和くるみを割る下準備は北陸にお住いのお料理の先生から教えて頂きました。
まず、二晩水に浸けます。
ほんとは二晩浸けたたほうがいいそうですが、私は一晩だけ。
そして、オーブンに並べて250度で10〜20分ほどローストします。

私は15分ほど焼きます。
わくわく♪
※フライパンでローストしてもいいようです。フライパンでやる場合は、殻がうっすら開いてきたら良い頃合いです。
和くるみ(オニグルミ)簡単な割り方と実の出し方【和クルミ割り器】
ローストした和くるみの粗熱が取れたらいよいよ割り出しです。
和くるみの殻が薄っすらと開いているところがあります。
そこを和クルミ割り器の刃のほうに45度になるようにセットします。

そして、ソッと和くるみ割り器を握ると簡単に割れます。
力はほとんどいりません。

そして、このクルミ割り器はや完全に刃が閉じてしまわないので指を挟んでしまう心配もないので安心です。
こちらの動画がわかりやすいです。
それから、ほじくるみんでほじくり出します。
私は「ほじくるなんていやだー!丸っと取り出したい!」と思っていたのですが。
実際に割り出してみると、洋クルミはまるっと出来そうなのですが、鬼クルミは半分に割ってしまうと形状上まるっと出すのは難しく、ほじくらざるを得ないということに気づきました。
途中からは開き直ってほじくり出しました。
ほじくるみんの形状が鬼クルミをほじくるのにとてもフィットします。
これはセットで買って間違いなかった!と思いました。
こんな感じです。

密封して冷蔵庫に保存します。
私は一回分づつに分けて保存しました。
和くるみ(オニグルミ)の殻を破る【くるみ割り器を使わない】
和くるみを割るのはオーブンやフライパンでローストすると殻がうっすらと開くので、和くるみ割り器がなくても出来るなぁときづきました。
もちろん和くるみ割り器は誰にでも安全にできるので安心でおすすめですよ。
他のやり方を簡単に力も使わずにされている動画がありましたので、参考になさってください。
和くるみ(オニグルミ)の殻を破る【ナイフ】
この陶芸家さんは実を傷つけることなく取り出していて驚きました!
気持ちいい〜!
次はこのやり方にチャレンジしたいです。
和くるみ(オニグルミ)の殻を破る【マイナスドライバー】
マイナスドライバーを差し込むことでも簡単に割ることができます。
こちらは料理のプロの方の割り方です。
やはり美しいですね。
和くるみ(オニグルミ)の殻を破る【包丁】
包丁をそっと差し込むことで簡単に力を使わずに割ることもできます。
手元に注意すれば包丁もいいですよね。
和くるみ(オニグルミ)の殻を破る【握力でわる】
ジャッキィ・チェンのように握力でくるみを破る手もありますね。
でも、和くるみは硬いのでさすがのジャッキィも洋くるみのようには簡単にいかないでしょうね。
※面白かったのでご紹介させて戴きました。
和くるみ(オニグルミ)の絶品レシピ
鬼くるみを2つの袋に分けて冷蔵庫で保存したものは、一回分が約100グラムくらいあります。
それを使っての絶品レシピをご紹介します。
和クルミの料理で超絶品なのは、やっぱり「くるみ餅」ですよね♪
そしてもう一つはくるみ味噌♪
簡単絶品なのでお試しください〜!
和くるみ餅のレシピ
和クルミ 100gくらい
黒砂糖 大さじ3(好みで)
塩 小さじ一つまみ
醤油 小さじ1
お餅 食べたいだけ
お湯 適量
※現在私は砂糖を食べなくなったので甘酒ペーストを使います。
【作り方】
①すりこぎで和クルミを潰す。粒が少し残るくらいでいいけれど、少しまとまりが出るような感じまで。
②そこに黒砂糖(甘酒)と塩を入れて混ぜる。
③お湯でとく。好みのとろみにする。
④醤油をいれて混ぜる
⑤焼いたお餅にかけて出来上がり!
※醤油をいれると甘さだけでなく締まりますよ。甘じょっぱくてクセになります。
和くるみ味噌のレシピ
和クルミ 100グラム
味噌 大さじ3 (好みで)
黒砂糖 大さじ3
みりん 大さじ5
醤油 小さじ1
※現在私は砂糖を食べなくなったのでいれていません。甘味が欲しいときは甘酒ペーストを使います。
【作り方】
①和クルミをフライパンで炒って、一度皿に出す。
②それ以外の調味料をフライパンにいれ、木ベラでよく混ぜながら中火で加熱する。
③照りがでてきたらクルミを入れて混ぜ合わせる。出来上がり!
※これがあると、ご飯が進みます!
おにぎりにのせても、お餅にのせてもオッケー!インゲンに和えても美味しいですよ♪
おわりに
200個ほどあるものも割り出してみるとほんの少しです。
クルミの貴重さに気付かされます。
洗って干すまでに2時間くらいかかって、全てを割り出すのにも3時間くらいかかりました。
普段、洋クルミを買うときは「少ないのにお値段は高いよなぁ」と思っていたのですが。
実際自分で食べられるまで準備をして、この手間を考えるとクルミって貴重ですね!
この貴重なクルミを今まで以上に大切に頂こうと思いました。
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