こんにちは。ギボンヌです。
ランナーの間でワラーチがじわじわと注目されていますが、ワラーチってどれも同じだと思っていませんか?
私がおススメするMAN SANDALS (マンサンダル・旧表記man3DALs)は見た目はワラーチのようですが、実はワラーチではありません。
ほかのワラーチやサンダルとは全く別物です。
私はマンサンダルを自作して3年近く経ちます。
マンサンダルは、3年近く仕事中もそれ以外もほとんどの時間をともに過ごしてきた私にとってはとても重要な位置づけです。
ランナーというものではないですが、マンサンダルでマラソン10キロにも出場してみました。
そんな私がマンサンダルとワラーチの違いや作り方(結び方)、入手方法について自分の経験をベースに書いてみたいと思います。
実は2019年9月に待望のマンサンダル公式サイト「サンダルという名の裸足」が生まれました!
MAN SANDALS(マンサンダル)公式サイト「サンダルという名の裸足」はこちら。
トレイル用のW-MANSANDALS(ダブル-マンサンダル)についてはこちら。
マンサンダルとワラーチの違いは?マンサンダルとは?
マンサンダルとワラーチの大きな違いはそのコンセプトにあります。
ワラーチは裸足に近い開放感がある履き物というイメージがあるとおもいます。
マンサンダルも裸足に近く開放感がありますが、どう違うのでしょう?
決定的に違うのはワラーチがパラコードや平紐(真田紐など)で足にしっかり固定するのに対し、マンサンダルのパラコードはゆるゆるふわふわで、締め付けは一切無いということでしょう。
走るためのサンダルなのだから当然締め付けるものだと思われるでしょうが、マンサンダルは「これで走れるのか?」と驚かれるほどにゆるゆるです。
これはなぜかというと考案者であるmanさんが裸足に最も近い履き物を追求して生まれたことにあります。
ワラーチが履き物寄りなら、マンサンダルは裸足寄りということになると思います。
私がマンサンダルを作ったワケ
私は趣味でランニングをしていました。
ある日どんなシューズを履いても、走ると足が痛くなってしまうようになりました。
丁寧にフィッティングまでした少し値段が高めのシューズでもダメで悩んでいました。
そんな折に、マンサンダルの生みの親である坂田満さん(通称manさん)のツイートを興味深く見つめていました。
裸足や裸足同然のサンダルで長距離を走る人という認識はありましたが、一般人の私には関係ないところの人だと思って見ているだけのつもりでした。
ある日、manさんが「Born to run」という本について書いていました。
それはメキシコに住むララムリという山を長距離を走ることに長けた部族のお話でした。
そこで私は「Born to run」という本を買って読んでみることにしました。
これ、リアルのお話なのですね。
テレビにその人たちがでてきてビックリしました。
今も実在している人の話なのです。
そこで私は初めてララムリという部族がワラーチというものを履いて走っていたことで「ワラーチ」の存在を知りました。
そこに気になる記述がありました。
「どんなシューズを履いても走っていると身体を痛めたのに裸足で走ると痛くなることがなくなった」という男性のものでした。
どうやら、ソールの厚みは厚ければ厚いほど、カラダは誤認識するようなのです。
そこから、裸足とワラーチというものに関心を持つようになりました。
私はmanさんのツイートからララムリのワラーチを進化させるべく研究されているの感じ取りました。
ララムリのワラーチは車のタイヤと革紐でできており、manさんはそれも試した上で試行錯誤されたのだと思います。(タイヤのワラーチを持っておられたのです。)
しかしながら、タイヤのワラーチは分厚くて重くて、子供のときから慣れているのでなければ、縛り付けて走るのは困難にみえました。
manさんはララムリのワラーチに出会ってから、ご自身で検証し積み上げては削って研究されていました。
実践は日本山岳耐久レース(ハセツネ)や富士登山競走山頂コースなど、私にはよくわからないレベルの世界でしたが、究極のところで試しているということはわかりました。
「マンサンダルはもしかしたら私の助けになるのかも」と感じ始めていました。
「できることは全て試したい」私はある日manさんのブログから作り方を見つけて、試作することを始めました。
マンサンダルは履物ではない乗り物である
一般的にマンサンダルは広義でのワラーチの一種です。
けれども、マンサンダルはララムリのワラーチのような足に縛り付けるような履物ではありませんし、ほかのワラーチというものとは根本的に違うことがあります。
簡単に言うと、「締め付けない」のです。
想像以上にゆるゆるなのです。
初めて出会った人は「こんなゆるゆるで歩いたり走ったりできるのか?」と思うくらいでしょう。
着地したときにはパラコードが足の上部から離れて、離地したときにはソールが足裏から離れます。
つまり、「締め付けられる状況が一切ない」足がフリーの状態を保っています。
ですから、マンサンダルには「履く」というより、「纏う」とか「羽織る」という言葉のほうが合っているようです。
それについて考案者であるmanさんがブログに書いておられますのでこちらからご覧ください。
マンサンダルの定義
マンサンダルのコンセプト「最も裸足に近い」を体感するために大切な事を説明しますね。
マンサンダルはワラーチというものとは違うことは素材のこだわりにも現れています。
そして、選んだ素材が同じでも、足に縛りつけるものであればマンサンダルとは言えません。
マンサンダルを作る上で決して外してはいけない3つのことがあります。
【マンサンダルの定義】
①ビブラムソール8338
②ATWOODのパラコード
③ゆるふわりん
※細かくはもう少しありますが、ここでは分かりやすくするために省略させていただき後ほど補足します。
定義について解説します。
①ビブラムソール8338
マンサンダルにとってビブラムソール8338の6mmの厚みは重要です。
慣れていない人はこの6mmの厚みは地面からの衝撃や路面がダイレクトに感じられるため、薄く感じられると思います。
「Born to run」のなかで「どんなシューズを履いても走っていると身体を痛めたのに裸足で走ると痛くなることがなくなった」とあったように、より裸足に近いというコンセプトがマンサンダルにはあります。
そして、この軽さも重要です。
マンサンダルに認定されているソール
初めてマンサンダルを作る方はビブラム8338のブラックかブラウンを推奨します。
ですが現在はビブラム8338以外にも用途に合わせて、認定されているソールがあります。
【MANSANDALSに認定されているソール】
ビブラム8365チェリー
ビルケンシュトック(7mm)
ビブラム8338 レーザーエンボス
ビブラム8338 レーザーエンボスはビブラム8338の足裏接地面に特別な加工を施して、ぬかるみや雨でソールと足裏が滑りにくくなっています。
トレイル用のW-MANSANDALS(ダブル-マンサンダル)にはこのレーザーエンボスが使われます。
私はこのレーザーエンボスでシングルのマンサンダルを使って普段使用しています。山の上に住んでいるので、雨の日でも足裏×ソールがスリップしないところがありがたいです。
ソールはそれぞれに特色があり、色でも変化がありますので、試して味わってみましょう。
マンサンダルの熟練ランナーの方は、路面に応じて使い分けをされています。
※manさんはマンサンダルのシングルでのトレイル(山を走ること)を推奨していません。
自己責任となります。
山ではぬかるみで滑ったり、パラコードがちぎれたりしてしまうと裸足にならなければいけなくなります。山では下山できる装備は必須です。
トレイルにはW-MANSANDALS(ダブル-マンサンダル)をお試しください。
注)トップ画像のマンサンダルはビブラム8365チェリーのグレーとATWOOD(ROPE 550 パラコード タイプ3 アークティックカモ)の組み合わせです。
ATWOODのパラコードと「ゆる・ふわ・りん」
パラコードについてお話します。
マンサンダルにおいて、パラコードならなんでもいいというわけでは無いのでご注意ください。
ATWOODのパラコードの張りがマンサンダルにはとても重要になります。
ATWOODのパラコードは他のメーカーのパラコードに比べて張りがあるので結んだときにヘナッとしません。
凛と自立するのです。
これがマンサンダルの定義のひとつ「ゆる・ふわ・りん」を実現させるのです。
「ゆる」「ふわ」…パラコードを結ぶときにはゆるゆるにふわっと巻くようにして結びます。
「りん」…ATWOODのパラコードのハリが凛と自立します。そのため着地の際に足上部から離れて最小限の接触にしてくれます。
これは《離地したとにはソールが足裏から離れ、接地した時にパラコードが足から離れる》を実現させます。
これが「最も裸足に近い」とされる理由です。
マンサンダルが足に接する面積だけでなく時間を最小限にし、まるで裸足で走っている状態を再現するためにはATWOODのパラコードは必須です。
私は初期にATWOODのパラコードということを知らずにほかのメーカーのパラコード(安いやつ)で作りました。
残念ながら、全く違います。
本当に残念な感じになりますよ。
自立どころか、ペシャンコです。
作るならATWOODのパラコードを使って作ることを強くお勧めします。
やっぱり良さを知って欲しいのです。
ATWOODのパラコードの中でもハリにばらつきがある
ATWOODのパラコードを買ったとしてもハリにばらつきがあるようです。
無地のパラコードのほうがハリがある傾向があるようです。(とは言え、無地の中でもヘナヘナのものがあったりします。ロッドによるものもあるようです。)
柄物の中でもハリのあるものも結構あります。
それを見つけるのも一つ楽しみではあります。
初めて作る人に、かなりハリのあるものとしてオススメなのは、レッドやタン、ピンク(ホットピンクはヘナヘナのため注意!)はハリがあると言われています。
柄の中では、カモフラよりゾンビ系の方がハリがあるようです。
私は柄でカモフラ系を余り選んだことがありませんが、下の方に出てくる画像の「レインボー」は割とハリが弱い方だったと思います。
あとは無地の白もこの上なくヘナヘナに当たってしまって(ロットによるのか?)お蔵入りです。
また、玉虫色系はかなりハリがあり気に入っています。
まずはハリのあるもので作ってみてくださいね。
マンサンダルとワラーチは違う?作り方結び方
「いつか作ろう」と思いつつ、マンサンダルの製作に取り掛かったのは存在を知ってから半年ほど経ってからでした。
それほど時間が経ってしまったワケは、当時は作り方が明確にわかるようになっていなかったからです。
その頃、manさんのブログに載っている作り方は髪ゴムで作っていたころのままで、情報が更新されていなかったのです。
それは、私のような一般人に向けて公開されているものではなく、コアなトレイルランナーに向けてのものだったので仕方ありませんでした。
その後、私はmanさんご本人からも助言をいただき、Facebookページ「MANSANDALS(当時はman3DALsでした)」のあちこちから情報を拾って、なんとか材料を集めて自作することができました。
けれど、最初は材料自体が間違っていたりして、着手してからマンサンダルを作れるまでには時間がかかってしまいました。
ただ、安心してくださいね。
今はその当時とは違って、材料や作り方をショッピングアプリBASEのマンサンダル公式ショップから購入できて、とてもわかりやすく製作することができます。
これはmanさんがマンサンダルをコアな裸足ランナーだけのものにしないで、私のような一般の人にもわかりやすくご準備くださったからなんです。
ソールもパラコードも、好みのものを選んで注文する事ができますよ。
購入すると、わかりやすい作り方も添付してくださいます。
ぜひ自分だけのカラーのパラコードとソールで楽しんで作っていただきたいです。
その際には、スターターキット(マンサンダル作成用ツール一式) を購入しておくと便利です。
売り切れていたら、作成用ツールと同じマーキングペン(白)、ハサミ、6mm穴あけポンチ(手芸売り場で2本セットで売られています)、打ち抜き下敷き板、ゴムハンマー、はダイソーで揃えることができます。
マンサンダルとしてはポンチは6mmを推奨していますが、私は個人的に5mmの方が好みです。これも人によって好みが分かれるところだと思うので、ご自身でお試しください。
パラコードの切断面処理用としてライターも別途用意しておきましょう。(熱くなるので軍手もあるといいですね)
必要な道具を揃えておけば、あとは材料を入手すれば、何度でもつくれます。
ちなみに私はまだBASEでキットを販売される前に作りましたので、材料をAmazonや東急ハンズなどで購入しました。
家にはパラコードが束であります。(実は束で買う方がお得なのですが、買ってみないとハリ具合が分からないという…)
マンサンダルの作り方結び方を動画で学ぶ
作り方をマンサンダルのFacebookグループに今泉さんが作って公開してくださっています。
私は今泉さんが作ってくださったパラコードの結び方の画像をマンサンダルのFacebookグループで見つけてつくることができました。
今は情報がまとまってとても手軽に作れるようになったので、だれでも簡単に作ることができます。
マンサンダルはオープンソースなので、ぜひ作ってみてくださいね。
マンサンダルのチェック方法
先程マンサンダルの定義として3つあげました。
①ビブラムソール8338
②ATWOODのパラコード
③ゆるふわりん
①と②はBASEで材料とキットを購入すれば問題なくクリアできます。
③「ゆるふわりん」は
パラコードが「ゆるゆる」で「ふわ」っと結んで、「りん」と自立させることなのですがゆるふわ加減がわかりにくいですよね。
この「ゆるふわ」のチェック方法をお伝えしますね。
「ゆるふわ」チェックリスト
このチェックリストは、マンサンダルの「ゆるふわ」がどのくらいか?の指標になると思います。
「ゆるふわ」チェックリスト
☆鼻緒の紐がS字を描けるほど
鼻緒はゆったり宙に浮いてS字を描くくらいがベストとされています。
☆踝(くるぶし)周りの紐を垂らせば二重Vの字になるほど
くるぶしの下を通るパラコードが大きな三角になっていたらキツい可能性が高いです。
最初からふんわり巻きつけるように意識して巻きましょう。
☆かかとの捻りは地面スレスレ着脱容易
かかとのネジネジになっている部分は脱げそうで脱げないくらいのゆるさがベストと言われています。
(※W-MANSANDALSの場合はこの加減が少しかわりますのでご注意ください。)
これらのチェックポイントをクリアすると、足を浮かせた時には完全に足裏からソールが離れます(手のひらが入るくらい)。
決して足に縛り付けることがないようにしてくださいね。
縛り付けてしまうとマンサンダルの主旨とは異なり、似ているだけの別物になってしまいます。
パラコードの長さ
パラコードの長さは片足約150cm。(両足3m)
150センチにカットしたパラコードで24センチの足の私であればそんなに余らず、足りなくなることもありません。
あまりすぎるようなら、ゆるふわ具合が足りていない可能性があります。
ゆるふわチェックリストで確認してみてください。
30センチ近いなど足が大き目の方はパラコードを長めに取っておかないと足りなくなる可能性があります。
マンサンダルの定義をさらに詳細に
マンサンダルの定義をmanさんの言葉をそのまま記します。
【マンサンダルの定義】
①8338(又は8365チェリー、ビルケンシュトック)
②ハリボテなしの単一ソール
③鼻緒2穴
④ATWOODパラコードman縛り
⑤「ゆるふわりん」のヒモ加減
8338(又は8365チェリー、ビルケンシュトック)
これまでの説明のように、認定されているソールであればOKです。
ハリボテなしの単一ソール
【8338などのソールに貼り合わせることがNGな理由】
▷重くなりゆるふわりんの紐加減が不可能になる。
▷接着剤で貼り合わせた場合柔軟性を失う。
▷裸足の足裏が貼り合わせた厚みの分だけ地面から遠のき、路面状況がシューズの様にモニター不能となる。
※W-MANSANDALSは2枚合わせになっていますが、張り合わせしていません。
鼻緒2穴
鼻緒の部分の穴は現行のマンサンダルになる前は1穴だったのですが、現在は2穴が必須になっています。
穴位置は指先をソールから少し前にはみ出させて設定しましょう。
歩いたり走ったりすると、どうしてもソールは前に余りやすくなります。
爪先のソールの余りが多いほどつまずいたりしやすくて危険です。
つまずきやすいときは、爪先のソールを見直して、カットするか、穴位置を変えてみましょう。
ATWOODパラコードman縛り
ATWOODのパラコードで動画のような紐の組み方をしましょう。
くるぶしの下の穴の紐通しは一度クロスするのですが、忘れやすい箇所です。
説明をよく見ないと、パラコードが通るラインが間違っていて歪んで自立したときに変な形になります。
トップ画像のような美しさかどうか確認してみましょう。
歪んでいる場合はどこかで間違えているかもしれません。
よくよくチェックしましょう。
さらに、削ぎ落とされた形であるのは意味があります。
便利な留め具やお洒落なビーズなどの飾りなどを付けたくなります。
けれど、その少しの装飾を私たちは皮膚感覚で受け取っているということを知ることが大切です。
「ゆるふわりん」のヒモ加減
上記の「ゆる」チェックリストで確認してみましょう。
特記事項: 靴下はNGです
冬のマンサンダルでは寒さを凌ぐために…はじめてのマンサンダルでは剥き出しの足指が地面に当たりそうで怖いために…と、靴下を履いてしまうことがあるかもしれません。
ですが、マンサンダルにおいては靴下を履くことはNGです。
滑り止めが付いてグリップするものであってもです。
5本指の靴下であってもです。
なぜなら、マンサンダルにおいては皮膚感覚が重要になります。
足には多くのセンサーがあり、私たちが目でみえていないことをも感知しています。
路面を感じることはもちろんのこと、足に受ける風の強さや温度や湿度、マンサンダルのパラコードの触れ具合、周りにあるものの存在や、それ以外のことも足のセンサーは感知しています。
靴下を履くということは、そのセンサーに目隠しをしてしまうことになります。
目隠ししたら走れませんよね。
そうなんです。余計に怪我をしやすくしてしまうので、靴下を履きたくなったら無理せずにシューズを履いてください。
マンサンダルは裸足が基本です。
怖くない動きから、無理のない季節から始めましょう。
マンサンダルのワークショップ
manさんは、マンサンダルのワークショップも開催されています。
そこでは作り方だけでなく、コンセプトやMマンサンダルを取り入れるコツや裸足ランニングのメソッドも教えてくださるのでオススメです。
ワークショップは不定期で各地で開催されます。
また、manさんだけでなく、マンサンダルを乗りこなしている熟練された方たちがワークショップを開催してくれています。
儲け度外視で活動されているのは、それぞれがマンサンダルの必要性を感じ、伝える意志をもっておられるからです。
ワークショップはmanの意志を受け継いでいるかたから学ぶことをお奨めします。
ワークショップの情報はFacebookの「MANSANDALS」ページで得られるでしょう。
関西でマンサンダルWSを受けるなら
私の住む関西にはあまりmanさんが来てくれるような機会は多くありません。
私と同じ関西の方はホーリィ(ホリグチシンヤ)さんからマンサンダルの情報を得られると、manさんから発信されるものに忠実なワークショップを受けられると思いますのでおススメです。
私もホーリィさんのワークショップを受講しました。
ホーリィさんは100キロ以上のレースに出場されていたり、トレイルにも長けておられるので、そんな質問にも答えてもらえますよ。
ホーリィさんは裸足やマンサンダルだけでなく、シューズも使われています。
マンサンダルや裸足でなければいけないとか、言いません。
必要に応じてサンダルもシューズも使い分けできるカラダを追求されています。
まさに、マンサンダルとおなじ「ゆる・ふわ・りん」ですね。
ホーリィさんについてはこちらから。
マンサンダルとワラーチの違いは?購入方法
2020年からはプレカットソールや完成品をBASE「MANSANDALS公式ショップ」で購入することができるようになりました。
お買い物アプリ「BASE」をダウンロードし、「MANSANDALS」を検索してくださいね。
マンサンダルを作るのはハードルが高いというかたは完成品を購入しよう
マンサンダルを作るのはハードルが高いと思われるかたもいるでしょう。
そんなかたも安心してください。
BASEの「MANSANDALS公式ショップでは完成品をサイズを選んで購入することができます。
または、お好きな「プレカットソール」「パラコード」選んで、「紐組み工賃」を一緒に購入すると、自分が好きな組み合わせのマンサンダルを作ることができますよ。
manさんご本人が結んだマンサンダルをぜひ味わってみてほしいです。
自作はできるようにはしておきたいですが、入口は完成品からが良いと思います。
完成品を試して感じました。
ゆるふわ具合が参考になるのでお手本にして作るようにしています。
やっぱり、紐組み次第で全然違うのです。(穴あけ位置も関係します)
この紐組みは長年の職人技であり、オンラインで理解するのは難しいでしょう。
むしろ、ワークショップに参加しても、すぐに感覚を理解することが出来る人は稀だと思います。
ですから、manさんが組んだマンサンダルを観察し味わうことはマンサンダルを知る大きな手がかりになります。
でも、自分で作れるようにはなっておきましょう。
パラコードが切れてしまうこともありますから、空でパラコードを結べるようにはしておきたいですね。
マンサンダルとワラーチの違いは?情報を得るには
マンサンダルの情報を得るには、主にはFacebookページがあります。
こちらからグループにリクエストしてくださいね。
こちらではmanさんをはじめMANSANDALSを取り入れている方の沢山のシェアや情報が得られます。
必要があれば質問することもできますから、ぜひ入っておきましょう。
こちらでは、今泉さんが作ってくださったマンサンダルの作り方をいつでも見ることができます。(これはマンサンダルで材料を買うと添付してもらえるプリントと同じです。)
ソールをきって、穴あけをする、そして、ヒモを通して結ぶ(左右の足のバージョン)というところまで、丁寧にやり方を美しいイラストにしてPDFファイルをシェアしてくださっています。
Facebookでマンサンダルの作り方の見方
マンサンダルの作り方はFacebookのマンサンダルグループの『ファイル』というところをひらきます。

これを開くと一覧がでてきます。
項目を開くと、「ストーリーをみる」と「ファイルを見る」とでます。
ストーリーは項目の説明です。
ファイルを開けると作り方のイラストをみることができます。
いつでも見られるのはありがたいですね!
マンサンダルを作るなら裸足のグループ「HADASHi」もおススメ
manさんが管理人をされている「HADASHi」は非公開グループになっています。
マンサンダルは裸足が基本になっていますから、裸足スキルが高い方たちのやり取りや情報をみているだけでも随分参考にできることを拾うことができます。
こちらもぜひ入っておきましょう。
マンサンダルとワラーチの違いは?マンサンダルを作ったら
マンサンダルは今は簡単に材料を購入し自作することもできますし、完成品を買うこともできるので、誰でも取り入れやすくなりました。
マンサンダルは作ったらゴールではなく、作ってからがスタートです。
マンサンダルとともにカラダを熟成させてゆく旅が始まります。
マンサンダルは作ればいいというものではない
マンサンダルを作れば、自然に走りが自然になってくると思われがちですが、そうではありません。
シューズと同じ走り方ををしようとすれば、カラダを痛めてしまうかもしれません。
マンサンダルは裸足がベースなので、ぜひまず裸足でいろんな場所を歩いてみる体験をしてみていただきたいのです。
(いきなり裸足で走らなくてもいいと思います)
その裸足の感覚を持って、それからマンサンダルを試してみていただきたいです。
私はマンサンダルを取り入れた時、街を歩くだけでも、接地するときの衝撃が脳天に突き抜けたことを覚えています。
シューズの時のようにマンサンダルで歩くとそうなってしまいます。
なぜならシューズにはソールの厚みがあるとともに、ヒールが少なからずあります。
常にヒールが少し高い状態で街をあるいていた私はヒールがなくなってゼロベースになったことで、踏み外すような一歩になっていたのです。
その上クッションがないのですから、脳天まで衝撃が伝わるのはわかるでしょう。
かかとがつかないので、ふくらはぎが筋肉痛になってパンパンになってしまうこともありました。
それほどシューズの呪縛はキツいのです。
けれど、本来裸足で歩けない人はいませんよね?
裸足を思い出すことだけのことなのです。
私がマンサンダルと裸足で歩いたり走ったりしているのをGoProで動画に撮って頂きました。
produce by michiko
今はもう少し走るのも上手くなっているんですが。
参考程度にご覧ください。
マンサンダルでカラダが変化した
私はマンサンダルを常用するようになって足と足指が随分たくましくなりました。
扁平足だった(無自覚でした)のが土踏まずができてとても締まった顔つき(足付き?)になりました。
外反母趾も少しずつ真っ直ぐに指が伸びてきています。
丸まった小指も随分スッとのびてきました。
そして、姿勢や着地や足の運びまで随分変化しました。
裸足で走ると小石を踏むだけでとても痛いですよね。
マンサンダルは裸足ほどではないけれど、ソールが薄いので地面を感じることができるので、乱暴に歩くことができません。
それでも、マンサンダルになった初期の頃は大阪の街を歩くのに「ペチーン、ペチーン」と鳴らさないと歩けなかったです。
それでも半年ほとで音が鳴らないで歩けるようになりました。
現在はかなりソフトな衝撃で歩いたり走ったりするようになりました。
(ソールが馴染んで足裏なりになってくるとペチペチいわなくなってきます。)
これなら身体を痛めることを少なくすることができそうです。
マンサンダルで走った時になる音は、確か「マンサンダルを高さ15センチくらいから落とした時の音くらい」と聞いたことがあります。
マンサンダルで変化した私の足
取り入れる前の足とマンサンダルになってからの足を比べると、随分違います。
《2017年》
外反母趾で指が重なっていたり、巻き爪も酷かったです。

《2019年》
随分指が真っ直ぐにのびてきました。
足が締まってきました。

《2020年》
全体的に足の機能が少しずつもどって、カラダとの繋がりを取り戻してきています。

変化は足だけではないのです。
爪は指が使えていなかったせいで、酷い巻き爪になり、分厚く透明感がない黄ばんだものになっていました。
それが、2年後には薄く透明感のある爪に変化しています。(親指は酷かったので2020年も治療中です)
足の変化は足だけではなく全身に渡ります。
長らく冷え性で悩んでおり、マンサンダルになる前は冷えたり健康法をやっていて靴下を重ねていました。
けれどもマンサンダルで足指を自由に動けるようにすると、冷え性が治りました。
ポカポカです。
靴下で足指を縛り付けると自家発熱できないのですよね。
かつての足のままで迎えた未来(または現在)を想像すると、その老化は怖いものがあります。
なんとか、持ち堪えるだけだなく、カラダが若返っているような気がします。
おわりに
一般的なサンダルやワラーチは足に縛り付けた履物ですが、マンサンダルはゆるふわりんな乗り物です。
あなたが裸足の自分を取り戻そうとされているなら、ぜひマンサンダルを作ったり完成品を購入して試していただければと思います。
manさんが長年研究されてきた集大成をまずはそのままやってみて欲しいのです。
きっと感じられるものがあるでしょう。
ランナーであれ、一般のスポーツに縁のない人であれ、カラダの悩みの解消に繋がることがあるかもしれません。
逆に怪我する動きがデフォルメされて分かりやすくなるかもしれません。(つまり、怪我から学ぶということ)
色んな経験をFacebookのマンサンダルのグループでその経験を聞かせてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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