こんにちは。ギボンヌです。
私はゴム紐症候群ということを教えてもらってから、試しに衣服のゴムを全てやめてみました。
それからずっとゴムなしで生きています。
やってみた人にしか分からないのだと思いますが、ゴムがないって、快適なんですよね。
ゴムは便利だけど、カラダは同じようには感じていないのだとわかりました。
ゴムの衣服で知らず知らずのうちに締め付けていたカラダには、肩こりや腰痛や頭痛、冷え性などがありました。
それが、ゴムをやめることで、あれよあれよと改善されていったのですから。
ゴム紐症候群についてはこちらをご覧ください。
ゴムをやめてから下着のゴムもやめたので、下着を自分で縫うことから始めました。
ふんどしですね。
もっこふんどしです。
そのもっこふんどしは、生理の時はちょっと不安なんです。
夜寝ている間に粗相したりしてしまうのですよね。
それで、自分で【生理対応変形もっこふんどし】を開発しました。
それについてはこちらに書いています。
でも、まだ出来立てで、使ってみないとわからないなという感じ。
私だけでなく、誰かに試してもらいと思いました。
それで、この【生理対応変形もっこふんどし】を試していただけるかたを募集し、お1人の方に3枚のふんどしをお送りしました。
3枚ないと洗濯してる間、生理中にゴムがないことを試し切れないためです。
今回は【生理対応変形もっこふんどし】を試してくださったAさんから頂いた貴重なレポートを元に、改善について考えてみることにしました。
ゴム紐症候群とは?生理中を快適にするゴム無しふんどしパンツを改善する為のレポート
今回【生理対応変形もっこふんどし】を試してくださったAさんは、生理のときだけでなく普段も、この【生理対応変形もっこふんどし】をローテーションして試してくださったということでした。
生理中ももちろん試してくださりました。
それで、素晴らしいレポートをくださったのです。
生理中を快適にするゴム無しふんどしパンツを改善する為のレポート
Aさんはレポートのプロか!というくらい、素晴らしい。
お写真も添付してくださりました。
ちなみに、レポートだけでなく、実際に電話でもお話を聞かせていただくことができました。
【生理対応変形もっこふんどし】を試したAさんの感想
ここから、Aさんの言葉をそのままご紹介させていただきます。

生理対応ふんどしモニターになり、1ヵ月近く経ちました!
生理日も、ノーマルな日も、ほぼ毎日愛用している最中ですが、ここで改めてレポートを書いてみました。
両端で結ぶ「丸紐」がイイ!
丸紐って、こんなにしっかり結べて、ほどくのも簡単なんだなと驚きでした!両端でむすんでるので、トイレの時は、片方だけゆるめておろすだけなので、着脱も簡単です。
かさばらない!鼠径部の開放感!
もっこふんどしは、生地が前に垂れてかさばる感じが少し気になっていたのですが、ギボンヌさんの生理対応ふんどしは見た目はカワイイヒモパンでかさばらない。
私はお尻が大きめのタイプですが、前も後ろもしっかり包まれる。
鼠径部には紐しかないので完全開放!足捌きがとっても楽で、大きな歩幅で歩けます。
布ナプ、市販の肌おもいナプ、両方いけます!
生理中、2つとも試しましたが、どちらもふんどしに羽根をとめられる部分があるので安定して使えました!
ただ、ふんどしなので、ゴムのように全体をピタッ!としめつけていないので、市販のナプキンだと少し擦れやすく、羽根部分のカサカサなんかがより気になります。
布ナプのほうが断然おすすめです。
1つだけ疑問!真ん中に寄る問題はなぜ起こるのか?
私は3枚、生理対応ふんどしを試したのですが、一度だけ生理中、朝起きたら、経血がふんどしの横から漏れ出していた日がありました。(洗濯もじゃぶじゃぶ出来るから全然いいのですが。)
もっこふんどし(ギ:普段使われているもっこふんどしのことですね)でも起こる問題なのですが、写真のように、ギュイーンとふんどしが真ん中に寄っちゃう時があるんですよね…。


ギボンヌさんに相談してみました(電話でお話したときです。
ギボンヌ「生地がやわらかくてうすいものほどなりやすいんかもです!」
ギボンヌ「紐を通している穴が、ちょい大きいのかもです!」
なるほどでした…!生地が変わると摩擦で寄りにくくなるのかも!
すっきりでした。
また改訂版が出来たら是非試したい!と思っています!(ギ:試してほしいデス!)
下着って、直接身体に触れるし、お風呂あがりに最初に身につけるものだから、お気に入りがあるっていいなあと、使ってみて思いました。
布をあれこれ変えても、結局は使ってみないとわからないので、実験の繰り返しなんだろうなあ、と思います。
(ギ:そうですね、どこを妥協点にするか、というのを探っている感じです)
これからも、ふんどしを結ぶたびにギボンヌさんとのご縁を感じて、氣合入れ直して生きたいと思います!笑
ありがとうございました〜!
(ギ:ありがとうございます!いい仕事されるなぁ。)
生理中を快適にするゴム無しふんどしパンツを改善する為のレポートへの考察
今回はAさんに【生理対応変形もっこふんどし】を使用して感じたことを聞かせてもらえたのですが。
ほんと、そうそうそう!
という感じです。
ふんどしになってから自分でふんどしを作っていて、「手作りだし、ゴムなしだし、多少の不具合は仕方ないよね』と思ってしまっていたのです。
でも、本当は気になることが色々あったりします。
それを新鮮に思い出させてくださったなぁとおもいました。
一つ一つみていきます。
両端で結ぶ「丸紐」
今回丸紐(ぐけ紐)にしたことで、その結びの柔らかさやふれ加減が気に入っていただけて良かったです。
丸紐はキツく締めなくてもそれなりに締まって、それなりに緩んでくれて。
解く時もスルリと解けるのが使い勝手がいいと思っています。
両側で結ぶのはこれまで片側にしていたのをバランスよくしたいと思ったからなのです。
カラダはそういう少しの左右差も感じでバランスしているためです。
かさばらず鼠径部の開放感がある
普段の普通のもっこふんどしは、四角なり台形だったりします。
今回は生理対応ということで、カーブをつけてパンティ型にしています。
この形はモコモコしなくて、悪くなかったようでした。
布ナプとディスポのナプキンが使える
生理のナプキンの装着には問題がなかったようですが、ディスポのときは逆に気になってしまったようでしたね。
たしかに布ナプは快適です。
布ナプだ二日目とかは、漏れないか、シミないか、と心配になることかあります。
布ナプになれるまでは、ライナーを貼って、布ナプにしたりするのもアリだと思います。
「プラ使うなら環境的に布ナプ使う意味がないんじゃない?」とか「通気性が悪くなるんじゃない?」とか、思う方はお好きなようにすればいいと思います。
私は自分の快適と安心を重視しています。
ふんどしが真ん中に寄る問題の改善
最後にあるふんどしが真ん中に寄ってしまうという問題、ですね。
これはめちゃくちゃありますね。
普通のもっこふんどしは、走ってたら寄ってきてしまったり、紐が固定されいるオシャレもっこだと全体的に回ってしまったりします。
走る時は汗でくっついて回ったり寄ったりしやすいです。
この際尻に食い込ませてTバックにして走ったりしました。
そういう意味では「仕方ない」ところもあるのですが、「なりやすい」理由というのはあります。
布が柔らかすぎるとハリがないので、どうしても寄ってきやすいです。
Aさんに試してもらったものは2種類の生地があって、特に薄手の生地で仕立てたものは真ん中に寄るのが顕著だったのではないかと思います。
それと、生地がツルツルしたものは、紐と紐通しの穴との摩擦がすくないので、滑りやすくて真ん中に寄ってきやすくなります。
もう一つは、紐通しの穴が大きかったため摩擦が少なかったということです。
どちらにしても、この紐通しの穴を紐が通るギリギリの細さにするとかなりおちつくのではないかとかんがえています。
少し違いますが、別件で作ったワッシャーの生地の変形もっこふんどしはザラザラしていて滑りが悪いので、真ん中に寄りにくかったのです。
ただし、ザラザラが嫌な人もいるのと、生地が荒いので、生理対応変形もっこふんどしにはむいていないので、普通の変形もっこふんどしとしてですが。
つまり、紐通しの穴を小さくするか、布を荒くするかで摩擦を利用することになります。
Aさんとお電話でお話しした時に、「紐を外側につけるのはどうか?」というご提案をいただいていました。
想像するに、「ふんどし自体に紐を縫い付ける」ということを提案してくれていたのだと思います。
そうなんです。
これは今回作る時に随分と考えて悩んだところでした。
平ひもであれは、縫い付けたと思います。
今回、「紐の結びが硬くなるのと、肌あたりの硬さをなんとかしたい」というのがあったので、「共布の丸紐」を選択したため、縫い付けすることをやめたのでした。
というのは丸紐というのは案外脆いものなのです。
全体で引っ張ると強さがありますが、ここに一部縫い付けるというようにすると、部分に力が加わるため、布が裂けてしまいやすいのです。
そんな理由で、縫い付けない選択をしました。
まとめ
今回のAさんのレポートにより、貴重な改善点を洗い出すことができました。
この【生理対応変形もっこふんどし】をさらに快適にするために、考えたいことは、生地と、紐通しの穴の大きさでした。
ふんどしが真ん中に寄りにくくなるために、生地を柔らかすぎないものにすることと、紐通しの穴の幅を紐ギリギリにして摩擦を高めて動きにくくする、です。
これをやってみて、寄って来なくなるかを試していきたいと思います。
おわりに
今回はゴム紐症候群を回避するためにゴム紐のないふんどしを作って使っているギボンヌが、生理中を快適にするゴム無しの【生理対応変形もっこふんどし】を作り、生理中に試してくださったAさんからいただいたレポートを元に改善することをまとめたものです。
六尺ふんどしだとピシッとしていますが、もっこふんどしや越中ふんどしはふんわりしているので、落ち着いてほしいときには不快さがでてきます。
でも、ふんどし生活、ゴムなし生活がながいと、「まぁ、そういうもんだしな、しかたないかな」と思って、深く考えずにやり過ごせたりもします。
そのせいもあって、改善点って明確に自分では出てきにくいのですよね。
だから、使ってもらって「ここが気になるよ〜」と教えてもらえることはとても嬉しいことです。
今の自分の感覚はまさに事実あるし、そうだし、間違いはないけれど、他の人はどうかわからないものです。
今回はとてもいい学びになりました!
「自分だけが心地よい」のではないことを知れたことも良かったです。
この作り方を見てくださって、ご自分でふんどしを作る方にも、このレポートと考察をシェアできたらいいなと思いました。
最後までおよみくださりありがとうございました。
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