こんにちは。ギボンヌです。
少し前に古書フェアみたいなところで気になる本がありました。
「この本はやたらオナラがブーブーでる父のことがなにかわかるかも」
と思って買ったのですが、そんなにコレ系の本は期待していませんでした。
西洋医学はあんまり…なことも多かったので、古書フェアで安くなっていなければ買っていなかった本でした。
こちらの本です。

でも、読んでいて、「アレ?」と思いました。
「父に」と思っていたのですが、これは私のことを書いているぞ、と。
それから江田証先生の他の本も読んでみました。
「これは、私が探していたものかもしれない」
そう思いました。
今回は、私は過敏性腸症候群なのか?FODOMAP食が私のお腹に悪さをしているのか?をチェックリストで症状の確認してみたことについて書いてみたいと思います。
過敏性腸症候群とFODMAPをチェックリストで症状の確認したら子供の時に知りたかった事だった
私が最初に読んだ本は「小腸を強くすれば病気にならない〜今、日本人に忍び寄る[SIBO]から身を守れ」(江田証著)でした。
これをかる〜い気持ちで読んでいたんですが、衝撃をうけました。
私が今まで「お腹に良い」と信じていたことが私のカラダにおいては、ことごとく間違っていたのです。
それから追加で江田証先生の本を2冊読みました。
「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません〜世界が認めたおなかの弱い人の食べ方・治し方」



「腸をリセットする最強レシピ〜体の不調がみるみる消える新しい食事法」



の2冊です。
FODOMAPというものについて書いており、お腹の調子が悪い人に低FODOMAP食を提唱されている本なのです。
FODOMAPというものについての説明は後でしますが。
衝撃ですよ。
これまで私は「お腹に優しい」とか「お腹に良い」とか「腸活」とか「腸内フローラ」とかそういう言葉にまんまと踊らされていました。
まさに「腸内細菌健康法難民」ですわ。
どういうことかというと、世に言う「お腹に良いもの」は「お腹の調子が悪くない人にとっては良い」ということだったのですね。
同じものを食べても、みんなに良いわけではないし、同じ人でもその時の体調によっては違うということですし、同じ食品でも状態によっても変わるということです。
この世のことが「同じ」と思い込み「同一視」してきた自分だから疑うことなくズッポリとひっかかったなぁと思います。
ちなみに、江田証先生の本の中で、低FODOMAP食についてこのように説明しています。
この「真に腸を整える食事法」は、オーストラリアのモナッシュ大学で発見され、アメリカではハーバード大学、コロンビア大学、ペンシルベニア大学などそうそうたる一流大学院からこの食事法の有効性を示す論文が発表され、いまや欧米の大学病院では盛んに実践されています。世界一八ヵ国から医学専門家が招集され議論をおこなっている世界的権威、ローマ財団(Roma Foundation)は、一〇一三年、この食事法を最も安全かつ有効性の高い治療法として推奨しています。
「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません〜世界が認めたおなかの弱い人の食べ方・治し方」より
権威的なものが好きではない私が言うのはなんですが、ポッと変わり者の医者がやり出したようなものではなく、世界で認められてきた食事法であるということです。
過敏性腸症候群とFODMAPをチェックリストで症状の確認しよう
お腹の調子が悪い人のお腹でFODOMAPが悪さをしていることが発見されたのは、それまでは内視鏡で大腸までしか観察することができなかったのが、カプセル内視鏡のおかげで小腸まで観察できるようになったからでした。
そういえば、腸といえば、大腸のことばかり考えていたように思います。
実は、そのFODOMAPというのは小腸で消化吸収されにくい(または消化吸収されない)ために、元々大腸にくらべると細菌がかなり少ない小腸の中で赤潮のように細菌を大量に発生させてしまうのです。
その結果、水分過多になったり、ガスがはっせしたり、お腹の不具合が起こります。
FODOMAP食というのはごくごく、普通に普段食べているようなものです。
どんなものかを説明しましょう。
FODOMAPとはなにか?
FODOMAP(糖質)
(発酵性の吸収されにくい短鎖炭水化物のこと)
F Fermentable(発酵性の糖質)
O Oligosaccharides(オリゴ糖)
【ガラクトオリゴ糖】
人間はガラクトオリゴ糖を分解・吸収できない。
ガラクトース分子がたくさん結合したもの
〔例〕レンズ豆、ひよこ豆、大麦、小麦、大豆、アスパラガス、ゴボウ、サトイモ、納豆、キムチ
【フルクタン】
人間はフルクタンを消化できない。
果糖(フルクトース)分子がたくさん結合したもの
フラクトオリゴ糖、イヌリン
〔例〕柿、すいか、白桃、ネクタリン、ニンニク、タマネギ、パン、ラーメン、パスタ、シリアル、ピスタチオ、カシューナッツ、イヌリン、フラクトオリゴ糖、ひよこ豆、レンズ豆
D Disaccharides(二糖類)
【ラクトース】
二糖類の代表、乳糖。
〔例〕牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム、プリン、カッテージチーズ、クリームチーズ、リコッタチーズ
M Monosaccharides(単糖類)
果糖
フルクトースはグルコース(ブドウ糖)といっしょの時はうまく吸収される。
〔例〕りんご、ハチミツ、梨、サクランボ、いちじく、マンゴー、洋梨、すいか、アスパラガス、アーティチョーク、コーンシロップ、果糖ブドウ糖液糖
P Polyols(ポリオール)
【ポリオール】
ポリオールの仲間は「糖アルコール」たも呼ばれ語尾が「〜オール」で終わることが多い。
〔例〕りんご、アプリコット、梨、もも、西洋梨、ブラックベリー、ネクタリン、プルーン、すいか、カリフラワー、キノコ類、さやえんどう、「シュガーフリー」「低糖質」「ダイエット」などの特殊な表示のある食品に人工甘味料として使用している
ソルビトール、キシリトール、イソマルト、マルチトール、ポリデキストロース
このように、お腹の調子が悪い人が食べた時に悪さをしてしまう食品はさまざまにあります。
私はこの中にこれまで生きてきたなかで、思い当たるものが沢山あったので、「これかもしれない」と思いました。
過敏性腸症候群チェックリスト
過去3ヶ月間、月に3日以上、腹痛やお腹の不快感が繰り返しおこり…
□排便するとお腹の痛みや不快症状がやわらぐ
□お腹が痛い時、便(下痢、便秘)の回数が増減する。
□お腹が痛かったり、不快な時、便の形が硬くなったり水のようになる。
3つのうち2つ以上当てはまるなら過敏性腸症候群の疑いがあります。
過敏性腸症候群の診断基準〔Rome Ⅲ(2016年RomeⅣ発表)〕「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません〜世界が認めたおなかの弱い人の食べ方・治し方」より
私は2、5個当てはまるなぁと思います。
今はそんなに酷くはなく、「腹痛」というのがなく、便の状態や頻度によるところであてはまります。
学生の頃は3個当てはまっていたと思います。
FODMAPチェックリスト
もしかしてFODOMAPが原因かも
腸内環境チェックリスト10
□糖質を摂りすぎないよう、お米を控えているが、お腹の張りがある。
□パンやパスタを食べた後に下痢をしたり、お腹が張ったりする。
□牛乳やチーズなどの乳製品をとると、お腹が痛くなる
□毎朝、ヨーグルトを食べているのに、便秘のや下痢が治らない。
□ごぼう、豆などの食物繊維をとると、ガスがふえたり、便秘や下痢がひどくなったりする。
□納豆、キムチなどの発酵食品を食べても、お腹の不調が改善しない。
□玉ねぎやニンニクを食べると、下痢や腹痛に襲われる。
□きのこ類を食べると、お腹が痛くなる。
□りんごや桃、柿を食べると、お腹に不快感を抱く。
□キシリトールガムをかむと、お腹が緩くなる。
「腸をリセットする最強レシピ〜体の不調がみるみる消える新しい食事法」より
これは8個ほど当てはまります。
昔、親から「柿はお腹が冷えるから、食べすぎたらダメだ」といわれたことを思い出しました。
私はとりわけ、パンやニンニクや、豆、納豆、ヨーグルトはお腹の調子が狂います。
キシリトールはガムを元々食べないですが、一度食べたことがあって、お腹が緩くなった記憶があります。
私は子供のときの記憶も辿っていくと、子供のときからFODOMAPに反応していたことを思い出しますし、学生のときから過敏性腸症候群だった記憶が蘇りました。
子供のときは牛乳を沢山飲んでいましたし、チーズトーストを食べたらお腹が詰まっていたように思います。
それでも、それほどいろんなものを食べていなかったので、酷くなることはなかったのかもしれません。
例えば納豆やキムチやニンニクを食べたのは成人してからだったと思います。
過敏性腸症候群とFODMAPをチェックリストで症状を確認したら子供の時に知りたかった事だった
子供のころから食べると腸に負担になるものがあったのだと思います。
大人になってからも私はお腹を下すことが多いほうでした。
20代のころは気にもしていませんでした。
30代に入ると、体調を崩したりしたので、お腹のことを考えるようになりました。
江田証先生の本をよんで、お腹のことを考えてやってきたことがことごとく間違っていたことに気付かされました。
悩んで悩んで藁をもすがる気持ちで試したものは、良くなるどころが悪化するので、すぐにやめてしまうものが多かったです。
具体的には、ビフィズス菌などのサプリメントをとってみたり、イソマルトオリゴ糖などいろんなオリゴ糖をとってみたり、菊芋パウダー(イヌリン)をとってみたり、発酵食品(豆乳ヨーグルトや、糠漬け)をとるようにしたりしました。
全然ダメだった理由が江田証先生の本をよんで納得でした。
もっと早くわかっていたら、と思います。
私は学生のころにアトピー になりました。
当時、思い返すと、常にお腹を下している状態でした。
その頃に知っていたら、できることがあったと思いますが、その頃なら無頓着だったのかも知れないので、今知ったのがベストなのでしょう。
カラダの不調を整えるという意図を持つのは自分でしかできないことですし、変えていくことも検証していくことも、自分でしかできません。
私はこのFODOMAPを知ったことで、低FODOMAP食を試してみることに決めました。
そして、そのあと、何がお腹に影響をあたえているのかを検証していきます。
それについては検証を終えてから、また記事をまとめたいと思います。
おわりに
今回は、過敏性腸症候群なのか?FODOMAP食がお腹に悪さをしているのか?をチェックリストで症状を確認してみたことについて書いてみました。
ちょっと、衝撃だったのですよね。
だって、これまで「お腹に良い」とされてきたことって、疑いを持っていなかったわけですよ。
「便秘にいい」と言われて食べたら、お腹を下して、出るには出たけど…みたいなことはあったわけです。
それって「便秘にいい」のではなく「副作用」だったということです。
私の姉はお腹のことを大切と思って「腸活」について指導できるものを学んで、指導していたときがありました。
でも、こんなことは全く情報がなかったと思います。
某有名乳酸菌飲料の飲み方や選び方を教えてもらいましたが、私にはいいことがなかったのです。
今後は、カラダでテストして自分が何を食べたらどんなお腹の反応をするのかを見ていきたいと思います。
腸の声を聴いていくことが1番大切なことだったと気づかせていただきました。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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