こんにちは。ギボンヌです。
ドゥジンっていう沖縄琉装をご存知ですか?
着物とも似ているのですが、軽やかで風通しが良さそうで、着心地良さそうなのですよね。
私はゴム紐を使わない衣服を選ぶようになってから、家ではラフに着物を着たりしていますが、そんな中、ドゥジンという存在を教えていただきました。
「素敵だな〜」と思いつつ、作り方が分からなかったのでどこかで作り方を教えてくださるところがないかと探していました。
そして、ようやく作り方を入手できたので、自分でドゥジンを作ってみました。
今回はドゥジンの作り方についてと、初めての私が1人でドゥジンを縫い上げられたのか?について紹介したいとおもいます。
【追記】なんとなんと、この本だけでドゥジンを完全させた「報告第1号」だったと教えていただきました!
沖縄の琉装ドゥジン(胴衣)の作り方は?
沖縄琉装ドゥジン(胴衣)の作り方は、たまにドゥジンの展示会をされていた、沖縄読谷の「りゅう」さんのインスタグラムをフォローして、情報が出ないかとマークしていたのでみつけることができました。
色々探した結果、ドゥジンについては、「りゅう」さんしかなさそうだと思っていたのです。
ドゥジンづくりのワークショップも頻繁ではないようでしたが、されているようでした。
関西から沖縄へ、複数回あるワークショップを受けにいくのもちょっと難しいなぁとおもっていました。
「作り方でないかな〜」
と思っていたら、「りゅう」さんのInstagramにでたきたのです!
こちらです。
すてきでしょう?
飛びついちゃいました!
貴重な一冊ですので、りゅうさんに連絡を取って、是非ご入手くださいね。
こちらに型紙も添付されていますし、説明がとってもわかりやすいイラストになっています。
それに、いろんな生地のドゥジンや、いろんな着こなしをみることもできるステキな本なのです。
沖縄の琉装ドゥジン(胴衣)を初めてでも1人で手縫いできるかやってみた
この本が届いた時、ちょうど変形もっこふんどしを縫おうとしていたので、江坂の大塚屋さんでカワイイ生地をみつけました。
「これは薄手で、初めてドゥジン作るのには気楽で作りやすいかも」
と思い、購入して帰りました。
綿100%のリップル的なちょっとぽこぽこした涼しげな生地です。
そこから、ドゥジン作りに着手しました。
まず、肝に命じるのは、「ちゃんと読むこと」です。
ドゥジンの生地の裁断
起こす生地自体ははまっすぐ四角形なので、型紙はいりません。
図のとおりに計って、チャコペンでマークしていきます。
四角だから、着物と同じで無駄が少ないのが素晴らしいですね。
それから間違いがないかを確認して、生地を裁断します。
ドゥジンの袖を縫う
最初に縫うのは袖でした。
手縫いでチクチクとやります。
基本的には「なみ縫い」です。
このドゥジンの本での折り伏せ縫いのお陰で、かなり折り伏せ縫いに慣れてきました。
ドゥジンの脇を縫う
ドゥジンの脇を縫います。
これは腕が通るところとスリットを空けて縫います。
ドゥジンのワチスビ(脇)を縫う
ドゥジンの脇の布は「ワチスビ」というのですね。
なんだかカワイイです。
でも、縫うのを理解するのはちょっと難しいかも。
私はモンペを縫っていたのでイメージがあって理解できましたけど、そういうのがない場合はちょっと理解が難しそうですね。
ドゥジンの本の中の最初に「首里袴をつくる」という項があります。
本にもありますが、ワチスビの構造を理解するには、まずこの「首里袴」を縫ってみると分かりやすくなるとおもいました。
ワチスビを縫い付けました。
袖がついただけで進んだ感じがしますね!
ドゥジンのおくみを縫う
ドゥジンのおくみを縫います。
ここはまっすぐ縫うので難しいことはなかったです。
ドゥジンの背中心を縫う
ドゥジンの背中心を縫うまえに肩口を切ります。
それからドゥジンの背中心を縫い付けます。
私は順番を間違えてしまいました。
でも、大丈夫でした。
長い布の肩の位置、背中心の位置を揃えるのに、たくさんまち針を打って整えました。
重ね方も縫う前に本をよく見て、裏表をちゃんと確認して、すすめました。
こういうところ、大事ですね。
ドゥジンの裾・スリットを縫う
ドゥジンの裾とスリットを縫うのも直線なので難しいことはなかったです。
私は両側スリットを縫ってから、裾を縫いました。
ドゥジンの襟をつける
ドゥジンの襟は1番難しいところではないかと思います。
ここでようやくドゥジンの本に添付されている型紙を使います。
切った型紙を背中心、肩の位置をしっかり確認して、チャコペンでマークしていきます。
ちょっとドキドキします。
それから、チャコペンでマークした襟のながさを、おくみの端から、背中心までメジャーで正確に計ります。
正確さが大事だと、あとでわかります。
それから襟を付ける作業に入ります。
ここでも裏表の確認、大事ですね。
私はこういうところで間違えやすいのですが、今回はしっかりと確認をして間違えなくすすめることが出来ました。
襟を縫い付けていくために、まち針を打ちまくりました。
計った襟の長さぴったりになるのでビックリしました。(あたりまえですが)
襟は縫い付けてから身頃を切って、折り伏せ縫いにします。
先に切るのではないので注意ですね!
ドゥジンの内紐・外紐を縫う
ドゥジンは内紐と外紐があります。
これを縫って、身頃に縫い付けていきます。
ドゥジンの完成
ドゥジンが完成しました!
ゆっくりよく読んで確認しながら進めれば、大きな間違いもなく、完成することができました!
どうでしょうか?
夏にポップで涼しげなドゥジンの羽織りができました。
おわりに
今回は沖縄の琉装ドゥジン(胴衣)の作り方をようやく入手できたので、その入手方法についてと、初めてでも1人で手縫いできるかをやってみたレポートをまとめてみました。
手縫いなので、手間はかかりますが、思ったよりも簡単にできたと思います。
ドゥジンが気になっている方は、ぜひ沖縄の読谷の「りゅう」さんからドゥジンの本を入手して、作ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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